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【泡立のコツ】シャンプーの泡立ちが悪い原因? 泡立ち=良いシャンプー?!

こんにちは!

 

長野県上田市の美容室ヘアサロン、sii soo(シーソー)の店長、

京(ケイ)です!✨

 

まずは、このブログページを開いてもらえたこと、

とても嬉しいです!本当にありがとうございます!!( ^∀^)

 

 

このブログでは、sii sooがどんな雰囲気のサロンか知ってもらう以外に、

 

  • 美容師しか知らない髪の裏ワザやコツ、美容業界のマル秘情報、
  • お客様からのよくある質問や疑問、美容室でのトラブルにお答え、
  • 時々ヘアスタイルもアップ☆

 

…と、読んでくれた方にちょこっとでもプラスになる様な情報を発信できるブログを目指していこうと思っています!

 

 


 

今回は

シャンプーの泡立ち】

について。

 

 

泡立ちの良いシャンプーと泡立ちの悪いシャンプー。
 
 
どちらが使いやすいかといえば、
当然 泡立ちの良いシャンプーですよね( ^∀^)
 
 
では、どちらがよりしっかり頭皮と髪を洗浄しているか?
 
 
ほとんどの方が、
泡立ちの良いシャンプー = 汚れが落ちている
とイメージすると思います。
 
 
確かにほとんどのシャンプー、ボディソープ、洗顔料、食器洗剤、洗濯洗剤などは汚れが落ちている時の方が泡立ちは良いです。
 
 
しかし必ずしも、
 
【泡立ち = 洗い上がり = 良いシャンプー】
 
とは限りません。
 
 
と言う訳で、今日はシャンプーの泡の存在について少しだけ書いて行きます!!
 

関連記事まとめはこちら

 


 
 
・そもそもなんで泡は必要なの?
 
 
 
 
そもそも【シャンプーの泡立ちの意味】とは?
 
 
シャンプーが泡立つようになっている理由。
 
 
それは
[洗いやすさ(指の通りやすさ)]
です。
 
 
濡れている毛髪は乾いている時よりも軋みが発生し、キシキシ引っかかりやすくなります。
 
(本来、健康な髪の毛は濡れるとキシみ、乾くとサラサラなんです!)
 
この引っかかり、キシみを軽減させるクッションの役割を果たすのがシャンプーの泡なんです!
 
 
洗いやすくする為に泡立ちを良くしているので、
汚れの落ちやすさとはまた別なのです。
 
 
そして、市販のシャンプーにはこの泡立ちを良くするための発泡剤というものが多く配合される傾向にある為、
泡立ちが良いのです。
 
 
逆に美容室のシャンプーは市販に比べて少なめの発泡剤の配合が多いようです。
 
 
少し前に流行ったオーガニックシャンプーなどは泡立ちが悪いから汚れが落ちていない、
引っかかってキシむ、
という意見が多かったようですが、
 
必ずしも
 
泡立ちの良さ = 汚れが落ちている
 
ではなく、
 
泡立ちの良さ = 洗いやすさ(指の通りやすさ)
 
 
なので、
 
泡立ちが悪くてもある程度の汚れはしっかり落とせていてるシャンプーもあります。
 
 

 
・なんで泡が立ちにくい(消えてしまう)のか?
 
 
 
 
【泡が立っているから汚れが落ちている】という状態ですが、
 
 
沢山の発泡剤が入ったシャンプーだと汚れが浮いていない状態でも泡がモコモコ立つ為、
 
意外と洗えてるつもりでもしっかり汚れを落とし洗えていない方が多いです。
 
どんな高級シャンプーも平たく言えば洗剤です。
 
洗剤に配合されている界面活性剤。
 
 
これは水と油のように混ざり合わないもの同士を混ざりやすくしてくれる乳化現象を起こします。
 
 
界面活性剤は、
 
まず、シャンプーの主成分の界面活性剤は髪や頭皮に付着している皮脂やスタイリング剤、ホコリなどの汚れに優先して飛びついていきます。
 
 
そして、浮かせた汚れが髪や頭皮に再付着しないように汚れを包み込み、お湯で流れやすくなります。(乳化)
 
(ベーシックケミカルより)
 
 
この時、汚れが多いほど界面活性剤はたくさん消費されていきます。
 
つまり、
シャンプー剤を付ける前のすすぎでしっかり汚れを洗い流しておかないとシャンプー剤をたくさん消費することになります。
 
最初のすすぎをしっかり行えば汚れは8割流せると言われています
 
 
では、
逆に汚れが少ない状態でシャンプー剤を付けるとどうなるか。
 
当然、泡が良く立ちます。
 
この時、界面活性剤は飛びつく汚れが無い為、
 
代わりにあるものに飛びつきます。
 
 
それが空気です。
 
 
『汚れ』が多いほど界面活性剤はたくさん消費され、
 
逆に汚れが少ないほど界面活性剤は包むものがないので手が空きます。
 
手が空いてヒマになってしまった界面活性剤は何を包むかというと【空気】なんです。
 
つまり、
泡立ちが良い状態というのは、
 
界面活性剤が包む汚れが少なく、代わりに空気が包まれている
 
ということです。
 
 
食器など洗うときも油汚れが多いとスポンジが泡立ちにくいですよね?2度洗いしてすすぐのとおなじです。)
 
しっかりすすぎ、
 
必要な分のシャンプー剤で空気を入れながら優しく泡立て、
 
その後もしっかりすすぎます。
 
この工程を行えば、汚れはしっかり流れていきます。
 
泡立ちが悪い理由は【まだ汚れが残っているから】。
 
しっかりすすぎをしてから、
シャンプー剤をつけましょう!
 

 
・もう1つの泡立ちのコツ
 
 
美容室のシャンプーは泡立てるのにコツが要ります。
 
【水分】と【シャンプー剤】と【空気】
 
この3つのバランスで泡が立ちます。
 
僕らは美容師という職業についてから、
おそらくほとんどの者が最初にシャンプーから練習します。
 
そこで思うのが、
『泡立てるって難しい!』なんです!
 
人間の頭皮は体の中で一番汗と皮脂を分泌している箇所なので、
しっかり濡らしたつもりでも意外と濡れていないことが多いのです
 
お水が少ない状態にシャンプー剤を付けても泡立ちが悪く、
逆に硬い粘り気のある泡が立ちとても洗いにくいのです。
 
泡立ちが悪いからといって一度流さず、
そのままシャンプー剤を追加しても中々泡が立たない場合は、
 
水分とシャンプー剤のバランスが悪いのかもしれません!!
 
*良い泡立ちの目安は大粒の気泡が入った粗めの柔らかい泡です。
逆に小粒の気泡の泡立ちはベチャッとして泡がすぐ消えます。
 
 
まずは最初のすすぎでしっかり地肌と髪を濡らし、
十分な水分を含ませてからシャンプーを始めましょう!
 

 

 
先程書いた『美容室のシャンプーは泡立ちが悪い』と感じている方。
 
それは、シャンプーに問題があるよりも、
あなたの髪に何か残っている(すすぎが甘い)
サインかもしれません。
 
僕も美容師ですが、
いつもと同じ美容室用のシャンプーでも日によって泡立ちが変わります。
 
ワックス(油分多め)をつけた日とジェル(水分多め)をつけた日では、
ワックスの方がすすぎにくいのでシャンプーが泡立ちにくいと感じます。
 
 
実際、何回目かで泡立ち始めたとすれば、やはり流しが甘い証拠です。
 
あまりにも泡立ちが簡単に起きるシャンプーだと洗えているのか洗えていないのか、わかりにくく、
市販のシャンプーを使用されている方の中には頭皮がベタついている方もいます。
 
 
大切なのは、
 
オーガニック系シャンプーだから、
マイルドな美容室シャンプーだから、
市販のシャンプーだから、
 
ではなく、
 
しっかりと自分の髪を洗浄しているかの結果に着目することだと思います!
 

 
そして最後に伝えたいのは、
 
シャンプーで一番大切なのは
 
流し(すすぎ)です!!
 
とにかく、最初と最後はお湯でこれでもかというくらいしっかり流しましょう!!!