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【料金の疑問】¥○○○○〜の『〜』は何のためについているの?【高い?安い?】

こんにちは!

長野県上田市の美容室ヘアサロン、sii soo(シーソー)の店主、

京(ケイ)です!✨

まずは、このブログページを開いてもらえたこと、

とても嬉しいです!本当にありがとうございます!!( ^∀^)

このブログでは、sii sooがどんな雰囲気のサロンか知ってもらう以外に、

  • 美容師しか知らない髪の裏ワザやコツ、美容業界のマル秘情報、
  • お客様からのよくある質問や疑問、美容室でのトラブルにお答え、
  • 時々ヘアスタイルもアップ☆

…と、読んでくれた方にちょこっとでもプラスになる様な情報を発信できるブログを目指していこうと思っています!


 
 
【料金の疑問】¥○○○○〜の『〜』は何のためについているの?【高い?安い?】
 
 
 
 

今回は理美容室(ヘアサロン)の価格に関するお話。

よく理美容室のメニューの料金表で見る《¥○○○○〜》のマーク。
 
 
 
というか、
理美容室に限らず、
 
レストランやエステ、マッサージ、スーパーやコンビニでも値段の横に『〜』が付いてることが多いですよね。
 
 
ほとんどの場合は、
 
値段の上限を示さず、
「料金が表示しているより上がるかもしれませんよ」
的な意味合いで付けられていますよね。
 
 
僕はよくランチをする時に、
「お、ランチが980円〜か!お得だな♪」
 
入店後。
「さて、メニューは…  え、なんだ。いくつかランクがあるのか。980円だと全然少ないなぁ。」
「満足いきそうなメニューだと980円よりも全然上だな…安いと思ったら結局金額は全然上だったな。」
 
もしくは、
「なんだ、平日限定価格か。土日は全然高いなぁ。」
「あれ、学生限定価格か。あの表示の仕方だと全員が980円からに勘違いするよ…」
 
なんて事が良くあります💦
(個人的な話でスミマセン)
 
 
 
 
あの『〜』マーク。
 
 
逆だったら良いと思いませんか?
 
【¥○○○○〜】
 
ではなく、
 
【〜¥○○○○】
 
 
こっちの方が最高金額が分かっているから、
お会計時に不安がありませんよね?
 
 
『一体今日はいくらのお会計になるんだろう?…』
 
僕は飲食ではお金が足りなかった事はまだ経験ではありまんが、
人生で唯一お金が足りなくて困ったことがあります!😥
 
 
それは、美容室。
 
まだ美容師になる前の、学生時代です。
 
 
カットとカラー。
 
初回は8500円。
 
2回目は、
オススメされた前髪だけのハイライトをカラーに追加され、特に料金の説明はありませんでした。
 
その日のお会計は、
まさかの15000円。
 
 
僕の中では、
 
『え?!前髪に銀紙を2枚増やしただけで何でこんなに高いの?!💦
とプチパニック(笑)
 
 
 
しかし、すでに施術は済んでいるため、
支払うしかありません。
身分証を美容室に預けて、銀行までダッシュ!
 
その時から、美容室ではメニューの金額の曖昧さに恐怖しかありません。
 
毎回、金額がバラバラでも理由が聞けず、腑に落ちないことが多々ありました💦・・・
 
 
 

 
と、前置きが長くなりましたが、
 
 
では、
理美容室の金額に『〜』マークが何のためについているのか?
 
そもそも料金ってどうやって決められているの?
 
 
同じカラーやパーマでも人によって違ったり、
同じお店で同じ担当者でもその時によって金額が違ったり…
 
一体どうやって決めているの?
 
 
という自分の過去の記憶に絡めて普段あまり触れないメニューの価格設定についてザックリ書いていきます。
 
 
(※あくまで一例なので、ここでのケースに当てはまらないサロン様ももちろんあります。)

 
では、
それぞれの代表的なメニューの金額が変わるケースを挙げていきます。
 
 
*カット
 
・担当者のランク差、指名料など(オーナー、店長、若手スタイリストなど)。
・学生割引、シニア割引などの年齢割引サービス。
 
 
*カラー
 
・髪の長さ(薬剤の使用量)。
・デザイン性(ハイライトや部分染めなど)。
・ブリーチやマニキュアなど特殊カラー(使用薬剤の原価が高い)
・ダメージ部分への保護処理剤(トリートメント)。
・複雑なカラーリング(必要な工程や時間が掛かるほど高い)。
 
 
*パーマ
 
・髪の長さ(髪を巻く工程や薬剤使用量)。
・デジタルパーマやエアウェーブ(必要な工程と時間の増加)。
・特殊パーマ(スパイラル、ツイスト、ドレッド、アフロなどのハード系等)。
・カラーよりも繊細な作業が多く、場合によってはスタッフの人数を割く為。
 
 
*縮毛矯正、ストレート系
 
・髪の長さ、癖の強さ、毛量など髪質によって施術時間と薬剤使用量に差がある為。
・基本的にスタッフが付きっ切りになる為、高単価になりやすい。
・理美容室の中でも難易度の高いメニューな為、時間と工程を要する。
 
 
*トリートメント、ヘッドスパ
 
・工程の少ないクイックメニューから、工程の多いグレードアップまでバリエーションがある(松竹梅の様な)。
・サロンによってケアリスト、スパニストの指名料が発生。
 
 

 
と、
各メニュー毎の価格が変わるケースを挙げてみましたが、
 
共通して多いのは
 
・薬剤の使用量、薬剤自体の原価
・施術に掛かる工程、時間
・施術の難易度
 
 
コレはほとんどのサロンが共通していると思います。
 
 
そこにプラスしてサロン毎に差があるとしたら、
 
*都内有名サロンなどのブランディング(イメージ、ネームバリュー)
*サロン毎の薬剤の仕入れ価格差
*立地条件(家賃)
*人件費(スタッフ人数の生産性)
*シャンプーブロー代の発生
etc…
 
 
など、
お客様から見えにくい所で色々な数字を踏まえて理美容室の料金は設定されています。
 
 
その仕上がりに必要な時間や工程、
必要なスタッフ人数、消耗した薬剤、
などなど。
 
体質が一人一人違うように、
髪質も一人一人違います。
 
同じカラーやパーマでも、
実際には色々な差が出ています。
 
そこをどの程度 料金に反映させていくかはサロン毎、もしくはその時の担当者判断になってくる訳です。
 
 
つまり、
 
料金に付いている『』マークは、
 
【料金に関わる項目に一人一人の個人差があるから上限を決めきっていない】
 
 
とイメージしてください⭐️( ^∀^)
 
 
 
繰り返しですが、
 
あくまでここに書いたことは一例ですので、
 
全ての理美容室に当てはまるものではありません!
 
 
あくまで参考までに!
 
 
 
 
ps.
 
もしも、
金額に不安があったり納得できない点がある場合は、
事前に問い合わせるか当日相談するのが良いと思います!
 
きっと、
ほとんどのサロンがキチンと説明をしてくれる筈です。
 
僕みたいに、
お金が足りなくて猛ダッシュ!!
なんて事は避けたいですもんね(笑)