こんにちは!
長野県上田市の美容室ヘアサロン、sii soo(シーソー)の店主、
京(ケイ)です!✨
まずは、このブログページを開いてもらえたこと、
とても嬉しいです!本当にありがとうございます!!( ^∀^)
このブログでは、sii sooがどんな雰囲気のサロンか知ってもらう以外に、
- 美容師しか知らない髪の裏ワザやコツ、美容業界のマル秘情報、
- お客様からのよくある質問や疑問、美容室でのトラブルにお答え、
- 時々ヘアスタイルもアップ☆
…と、読んでくれた方にちょこっとでもプラスになる様な情報を発信できるブログを目指していこうと思っています!
さて、今日はタイトルにもあるように、
【雑誌やネットのヘアスタイルみたいにならないのはなぜ?】
についてです!
先に言っておきますが、
いつも写真のイメージ通りの仕上がりになっている人、
美容師にお任せにしている人、
には無縁の内容です🖐
でも、
今回は僕が東京の有名店に就職して、
雑誌やCMなどの現場を初めて見た時に知ってビックリ(ガッカリ)したことなので、
そういう現場を知っている美容師やヘアメイクの人には当たり前でも、
お客様はほとんどが知らないことだと思います。
(実際 話すとビックリする人多いです)
では。
☆皆さんは今のヘアスタイルに飽きてしまったり、
長さを変えたくなったりした場合、
おそらくは雑誌かネットでヘアスタイルを探しますよね?
もしくは、テレビで見かけたモデルや芸能人のヘアスタイルを想像するか。
何かしら『理想の髪型』をイメージするのではないでしょうか?(^_^;)
そして、見つけたイイカンジの髪型になにやら説明があったり。
『ゆるふわパーマで最新トレンドのOOOスタイル!!』
ふむ、どうやらこの髪型にするには、
カラーやらパーマやらしないといけないのか。
で、美容室に行った時に担当の美容師に、
「この髪型にしたくて…」
と伝えますよね?
(以前は雑誌の切り抜きを持参する方が多かったですが、
最近はスマホの画像を見せる方がほとんど!
無料で沢山探せてイイ時代✨✨)
そして、自分の希望を伝えて、
いざスタート‼\(^o^)/
チョキチョキ…
ワックスわしゃわしゃ…
終了!!✨
…どうでしょうか、いつもイメージ通りですか?
それとも、雑誌やネットのモデルさんとはどこか違いますか?
繰り返しですが、
もし、いつも美容室にいってイメージ通りになっている方は、
今日の内容とは無縁です!(-_-;)💦
そして、素晴らしい技術の美容師が担当していると思って間違いないです!💪✨
では、逆に…
イメージとは少し違う、
もしくは全然違う!
という経験が一度でもある方。
何故だと思いますか?
◇担当した美容師の技術不足?
あるかもしれません。
もしくは、技術は十分でもカウンセリングの時点でこだわりたいポイントが担当者とズレてしまい、
結果違う髪型になってしまったケース。
◇私の髪質や顔がモデルさんとは違うから?
これ、よくお客様に言われるのですが、
一人として同じ人がいないように、
一人ひとり違う骨格や髪質をしているので、
そこをどう似合わせるかは【美容師の仕事】の仕事💪
そりゃ、短い髪をロングにはできませんし、顔の形を本当に変えることなんてできませんが、
最初から諦めずに!
そこは僕ら美容師が頑張るところです💪💪💪
じゃあ、なんで雑誌やネットの写真のモデルみたいにならないの?
書いてあるメニューも選んでいるのに!
いや、ほんとそうですよね💦
コレ、僕も美容師になる前はずっと思ってました。
きっと担当の美容師が技術不足なだけで、
やっぱり雑誌に載るような東京の美容師だからあんな風にできるのかな。
雑誌に書いてあるセットを真似しても全然ならないし、
やっぱり髪質が違うからなのか。
いやいや、
そうじゃないかもしれないんですよ!!
そもそも、
雑誌やネット(今だとインスタとか)に載っているヘアスタイル。
アレは、
仕上がりに必要なメニューの記載が足りないのと、
ヘアスタイル自体の説明が足りなさすぎ!!
◇どういうことかというと、
まず、売れっ子の女優さんやモデル、もしくは雑誌内で色んなページに出てる有名読者モデル。
この人達って、いくつも撮影や取材を掛け持ちして、
その度に髪型を変えますよね?
じゃあ、ホントにパーマしたらどうなります?
今日はパーマでゆるふわで良くても、
別の撮影ではストレートヘアでないといけなかったら困りますよね💦
カラーだって、頻繁に明るくしたり暗くしたり染めてばかりすると、髪もボロボロですよね💦
ってことは、実際に髪型が変わるようなことをしてはいないんですよ!!
だからヘアカタログ雑誌などの撮影では、
Aのサロンの美容師が切ったり染めたりしたモデルさんの髪型をBの美容師が、
実際にはカットもしてない、
カラーもしない、
パーマもしないでアイロンで巻くだけ、
でも、発売された雑誌やネットの写真では、
【○○○カットで小顔効果!】
【○○○パーマで柔らかい質感♪】
【○○○カラーで透明感☆】
担当者 ○○○(Bのサロン)←実は何もしてない。
ということがあります。
セットしただけ・・・
つまり、
そもそもお客様が見る写真のヘアスタイルの情報は違っている場合が多いんです!
さらに、
撮影現場で編集者から渡されるヘアスタイルについての書類を美容師が書きますよね?
セットの仕方や、パーマやカラーのこだわり、似合わせるポイントなど。
お客様の参考になるように細かくたくさん書いても、
それを美容師ではない雑誌の編集者やライターの方が『いる、いらない』で判断して説明文を省略したり、
掲載スペースの都合上、省略化されてたり。
例。
【クセで外にハネやすい方は、根本が潰れているのが原因なので、空気を入れるように地肌からしっかり立ち上げてください。
無理に引っ張らず下から風を当てると、クセの向きが変わって毛先が自然に内巻きに収まりますよ!】
これが発売されると
【根本からフンワリ乾かすだけでOK!】と(笑)💦
コレを見たら、
誰だって『簡単そう!』
って思いますよね?
僕もそう思ってましたもん💦(T_T)
メンズのショートヘアだって、
『クセ毛風』とか『外国人パーマ』とか、
ほとんどアイロンで巻いてますからね!
youtubeでセット動画を検索するとわかりやすいです( ;∀;)
セットする時間も実際はかけますが、
なぜか雑誌やネットだと ワックスを揉み込んでわずか数分とのこと。
パーマもかけてることになってたり。
それを知らなかったら、
直毛のメンズはどれだけワックスつけても外ハネも外国人風もなりませんよ💦
(僕はこのタイプでした。田舎の少年は雑誌を信じてたのに(T_T)…)
今もお客様が毎日 色々な髪型にしたくて美容室にたくさん来店されますが、
僕は施術するのカウンセリングで、
雑誌やネットに出回っている写真のヘアスタイルと、
明日から自分でセットすることになるヘアスタイルは少し違う
ということをしっかり理解してもらってからスタートしています。
『この写真のモデルさんは、
アイロンで巻いてあって実際にはパーマをかけていないから、
もしパーマをかけた場合はこの説明文とは違うセット方法をしないと似た感じにはなりませんよ。
もしくは、
この質感が好きならパーマをかけずに同じようにアイロンで巻いたほうが再現しやすいですよ!
どちらも写真の仕上がりに近づけることは出来ますが、
明日から自分でどちらかのセット方法をすることになるので、
しっかりイメージを膨らませてから始めしょうね♪』
って、感じです(*´∀`*)✨
どうでしょうか。
もしかしたら、既に知っていたり気づいていた方もいたのかもしれませんが、
【なぜ雑誌やネットのヘアスタイルみたいにならないのか?】
それはもしかしたら、
そもそもお手本となる写真のヘアスタイル自体が皆さんの想像とは違うものだからかもしれません!!
と、ちょっと長くなりました(^_^;)
ちなみに 今回の内容は全てのモノに当てはまる訳ではないですからね💦
ただ、そういうモノほど写真の見栄えが良く、
お客様が選ぶ傾向にあるから
サロンに来てからこういう説明をする前に知ってほしかった、
ということです(^_^;)
今日はこの辺で…
では、また!