こんにちは!
長野県上田市の美容室ヘアサロン、sii soo(シーソー)の店長、
京(ケイ)です!✨
まずは、このブログページを開いてもらえたこと、
とても嬉しいです!本当にありがとうございます!!( ^∀^)
このブログでは、sii sooがどんな雰囲気のサロンか知ってもらう以外に、
- 美容師しか知らない髪の裏ワザやコツ、美容業界のマル秘情報、
- お客様からのよくある質問や疑問、美容室でのトラブルにお答え、
- 時々ヘアスタイルもアップ☆
…と、読んでくれた方にちょこっとでもプラスになる様な情報を発信できるブログを目指していこうと思っています!
『自分の髪の履歴、全て答えられますか?』
今回はヘアサロンで起こりやすいトラブルや失敗を防ぐ為の重要なポイントです!
特に、
ヘアサロンをよく変える人、
ヘアスタイル、ヘアカラーを頻繁に変える人、
特に髪の長い人、
要注意です!!
逆に、
普段からヘアサロン(担当者)はいつも同じ、
カットしかしない、
ヘアスタイル、ヘアカラーはほとんど変えない、
という方にはあまり重要ではないかもしれません️
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なぜ、
自分の髪の履歴を把握しているかどうかがそんなに重要なのかと言うと、
僕ら理美容師は初めてのお客様を担当するときに、
その人の髪の履歴を知りたいからです。
基本的に他のサロンから移ってこられた方の髪を施術するということは、
【誰かが施術した続きから始める】状態です。
他のサロンの薬剤レシピは当然わからないですし、
病院や薬局みたいにお薬手帳があるわけではありません。
となると、
髪の履歴を知るにはお客様から聞いて予想するしかないのです。
この時に多いのが、
以前の担当者に全ておまかせだった、
どんな薬で施術されていたかは細かく聞いていない、
というお客様です。
もし髪の仕上がりに大きな変化をつけないメニューであれば、
以前のメニューが何であれ大きなトラブル(失敗)が起こることはそうそう無いのですが、
例えば、
すごく明るくしたい。
すごく暗くしたいけど真っ黒は避けたい。
パーマをかけたい。
縮毛矯正をかけたい。
このようなメニューを施術する場合、
過去にしたメニューの影響を大きく受ける可能性がかなり高く、
場合によっては仕上がりが良くならないことがあります。
しかも、
薬剤を塗布してみて髪の反応を見て初めて分かる事が多いので、
どんなにベテランの理美容師であっても
【お客様の髪の履歴を100%正確に予想することは不可能】なのです。
そして、
普段からお客様をカウンセリングをしていて感じることは、
【お客様自身は過去にしたメニューが毛先に残っていないと思っていることが多い】。
どういうことかと言うと、
人間の髪の毛が伸びるスピードは1日0.3mm。
3日で1mm。
1ヶ月で平均1cm。
1年間で平均12cm。
(個人差があり、女性は伸びるスピードが男性よりも早い傾向にあります。)
もしあなたの髪の毛が肩より下の長さであれば、
きっとその毛先は何年も前に生えてきたはずです。
ということは、
その長さになるまでの間に施術した全てのメニューが毛先の履歴には含まれている可能性があります。
例えば、
パーマのご予約で初めてのお客様が来店した際に、
(どう見ても2年前くらいに縮毛矯正してるな…毛先はパーマがかからないかもな…)
と思い、縮毛矯正してませんか?
という質問に対して、
『ずっと前にしたっきりです。最近はしてないから大丈夫だと思います。』
という答えが返ってきたりします。
しかし、
どれだけ最近 縮毛矯正をしていなくても、過去にかけた形跡が毛先に残っている限り関係無いわけではありません。
多くの方が、
意外と髪の毛はすぐ伸びていて、昔の部分はとっくに切って無くなっていると思っているようです。
しかし!
髪の長い人ほど残っています。
あなたは自分が理美容室で
カラーしたり、
パーマしたり、
縮毛矯正をかけたり、
カット以外のメニューを何年前の何月に施術されたか正確に答えられますか?
髪を切り落とさない限り、
それら全てが今後のメニューにも影響してきます。
ちなみに、特に影響が大きい(トラブルが起きやすい)メニューをまとめるとコチラです。
《ブリーチ》
ほとんどのヘアサロンで取り扱う薬剤の中で最もダメージする脱色剤。
メラニン色素を分解、漂白をする為、その箇所が明るい状態が続きます。
繰り返すとかなりのハイダメージ毛になる為、
ブリーチ部分にパーマや縮毛矯正をかけられなく可能性が高くなります。
《黒染め、白髪染め》
人工的な染料でかなり濃く染める為、
深みや艶が出て色の持続性が良い反面、
その後に明るくしたくなっても中々染料が抜けず部分的に明るくならない可能性が高くなります。
《デジタルパーマ》
高温でタンパク質を熱変性させる為、
形状が維持されて持続性が高くかけ直しが必要ないのが特徴です。
パーマがかかりにくい、取れやすい方にはオススメです。
反面、ヘアスタイルを変えたくなった時に残ったパーマ部と熱によるダメージでその後の施術に制限がかかる事があります。
《縮毛矯正》
デジタルパーマ同様、高温でタンパク質を熱変性させてストレートの状態を半永久的に維持させます。
反面、自然にクセが戻ることも無く、
ストレートの状態からパーマでウェーブやカールに変化させたい時でもダメージによっては形状が変わらない場合があります。
代表的な一部を挙げましたが、
もちろん全ての髪に当てはまるわけではないです。
まとめると、
現場の理美容師と応相談になる際に、
失敗のリスクを少しでも下げるための情報を担当者に提供することで、
仕上がりが良くなる可能性が高くなるという事です!
もちろん、長年通い続けているヘアサロンや昔からずっと担当している方に自分の髪を委ねているなら別ですが…
全ておまかせにするのも悪いわけではありませんが、
今後のもしもの為にも、
自分の髪の履歴を把握しておくことは絶対オススメですよ!!