こんにちは!
長野県上田市の美容室ヘアサロン、sii soo(シーソー)の店長、
京(ケイ)です!✨
まずは、このブログページを開いてもらえたこと、
とても嬉しいです!本当にありがとうございます!!( ^∀^)
このブログでは、sii sooがどんな雰囲気のサロンか知ってもらう以外に、
- 美容師しか知らない髪の裏ワザやコツ、美容業界のマル秘情報、
- お客様からのよくある質問や疑問、美容室でのトラブルにお答え、
- 時々ヘアスタイルもアップ☆
…と、読んでくれた方にちょこっとでもプラスになる様な情報を発信できるブログを目指していこうと思っています!
今回は【ヘアカラーを長持ちさせるコツ】です!
コレに気をつければ普段よりも染めた色が長続きするコツをご紹介します!
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一回で劇的に変わるような内容ではないですが、
次に美容室行くまでの来店周期が長い方ほど1日1日の積み重ねで違いが出ます!
逆に、
日頃からコレをしている方、
せっかく染めたカラーを退色させてしまっています!
ぜひ、参考にしてみてください!
(分かりにくいところもあるかもしれないので、最後の方でまとめてます。)
・関連記事まとめはこちら↓
まず最初に、
【そもそもなぜヘアカラーは色落ちしてしまうのか?】
ヘアカラーは染めた時が一番良い状態で、
日々退色していきます。
これは仕方ない事なのです。
カラーの染まるメカニズムは簡単に言うと、
・メラニン色素を分解(脱色)
・染料の結合、定着(染色)
の2つの化学反応で成り立っています。
私達の髪に元々ある色素を分解して、
人工的に染料を入れる。
出して入れる。
この時に使用するアルカリ剤だったり活性酸素などで毛髪に負担がかかり、
その後 少しづつカラーの染料が流れ出たり分解されながら色落ちしていくのです。
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(ベーシックケミカルより)
では、
特にカラーが退色している時とはいつなのか?
それは
毛髪が濡れている時、
特にシャンプー中です!
髪の毛は濡れるとうろこ状のキューティクルが
開いて(膨潤)スキマが開きます。
そのスキマから様々な成分が出たり入ったりするのです。
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(ベーシックケミカルより)
市販の石油系などのシャンプーだと洗浄力が高い為、
汚れだけでなくカラーの染料も落としてしまいがちです。
サロン用のシャンプーであれば、アミノ酸系のマイルドな洗浄力だったり色落ちを防ぐ効果があるものが多いのですが、
それでも
シャンプー = 洗剤(界面活性剤)
結局は洗えば洗うほどカラーは流れ出ます。
さらに、キューティクルのスキマが開いた状態は濡れている限り続くので、
トリートメントを塗って時間を置いている時もカラーの染料は流出しています!
つまり、
お風呂に入って髪を洗い、
お風呂から出て髪を乾かすまでの時間。
この時にカラーが退色しています。
(極端なことを言えば、一回も髪を洗わなければ、ほとんどカラーは退色しません。無理な話ですが…💦)
また、お湯の温度が高いほど色落ちは早くなります。
特にピンクやオレンジ、レッドなどの暖色系カラーはお湯で色落ちしやすいので、
なるべく温度はぬるくしてあげると良いです。
つまり、
カラーをした後はなるべくぬるめのお湯と洗浄力のマイルドなカラーケア効果のあるシャンプーで、
時短シャンプー & すぐ乾かす!
これがオススメです!!
次に多い色落ちの原因は、
アイロン(コテ)でのスタイリングによる熱ダメージ。
日頃からコテで髪を巻いてる、
毎朝ストレートアイロンでクセを伸ばしている、
という方は毛先がキラキラ透けている傾向にあります。
このキラキラは髪の内部がスカスカになってカラーの染料だけでなく、本来のメラニン色素も無くなっている状態です。
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このキラキラ部分はどれだけ濃く染めても色が落ち続けます。
(髪の内部のコルテックスという染まる部分が無くなっているからです。)
カラーの染料は熱に弱く、
特にアッシュ(青)、マット(緑)、
最近多い外国人風などのグレーやベージュなどがアイロンの熱で分解されやすいです。
また、
乾いた髪は180度以上の高温で熱を当てても、持ちは変わらずダメージ は増します。
温度はなるべく下げるのが吉です。
アイロンやコテでのスタイリングをされる方は、
染める前にキラキラ部分をカットして無くしてから、
なるべくブラウン系などの濃いカラーを選ぶことをオススメします!
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次はこれからの季節どんどん強くなってくる紫外線。
紫外線もヘアカラーの染料を分解する力を持っています。
窓際に置いてある本の表紙が淡く変色していたり、
古いお店の看板や旗なんかが白っぽく色褪せているのを見かけますよね?
肌は日焼けするとメラニン色素が生成されて黒くなりますが、
髪は逆に明るく色褪せていきます。
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普段から外で作業する方やスポーツをする方は紫外線対策をしっかりしてください!
肌よりも髪の方が焼けやすいですからね!
その他には、
日常的にプールや海、温泉(アルカリ性)に入る方は塩素や海水などによる退色。
長時間のドライヤー。
トニックや育毛剤を使用する方。
など、日常生活で気をつけてもらえる事があります。
一回ではそれほど変化が無くても、
これらの積み重ねがカラーの持ちに繋がってくるので、
ぜひ意識してみてください!!
そして、
自宅以外の色落ちポイントとしては、
美容室にいっても毎回毛先まで染めない、
パーマやストレート(縮毛矯正)は必要以上にかけない。
ここもとても重要です!
色が落ちたから染める。
見た目の仕上がりは綺麗ですが、
おそらく美容室に来た時よりも帰る時の方が髪は傷んでいます。
傷んだということは色が落ちやすくなった。
落ちたからまた染める。
これの繰り返し。
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しかし、
髪は神経の通っていない死滅細胞なので、
どれだけケアをしても再生や復活はしません。
毛先にカラー剤やパーマ液をつけるということはその分、
色落ちしやすい毛先になっていくのです。
カラーの退色に悩んでいる方は、
どうやって色を長持ちさせるか、
の前に、
なんでこんなに色が落ちてしまうんだろう、
という原因を明らかにすることが大切です!
色が流れ出た後にどれだけトリートメントを重ねつけても色は帰ってきませんからね💦
【まとめ】
・シャンプーは洗浄力の高すぎないもので時短シャンプー。
・お湯の温度は低めに。
・お風呂から出たら早めに乾かす。(特にブリーチなどのハイトーンの方。)
・アイロンはなるべく低音(必ず180度以下)。
頻度も少なく。
・紫外線対策はしっかり。
・プールや海に入るときは髪をなるべく濡らさない。
濡れたときはなるべくはやく真水ですすぐ。
・美容室では、なるべく毛先まで染めずにリタッチ(根元染め)を。
・そもそも毛先を傷ませない。
・傷みすぎた毛先は染める前にカットして無くす。
今回オススメした内容は一回(1日)試しただけでは変化を感じにくい事かもしれませんが、
美容室への来店周期が長い方ほど効果がでるのではないでしょうか?
例えば、
2〜3ヶ月くらいカラーが空く場合だと60〜90日となるので、
60〜90回の回数になります。
それだけの繰り返しであれば、日々の積み重ねでカラーの色持ちにも変化が出ると思います!
ぜひ、皆さん試してみてください!!
では、また!!
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ps.
色落ちして黄色くなる方は特に退色しやすい状態ですので、
色持ちが良いカラーを選ぶことをオススメします。
特にブラウン系やバイオレット系は深みと艶が濃く出やすいので長持ちしやすいです。
逆にアッシュやベージュ、オリーブ、ピンクなどの光に透けるような淡い色味は退色が早いです。
暗い = 濃くて長く残る
明るい = 薄くて早く落ちる
この様なイメージですので、
カラーを決める際の参考にしてみてください!
![](https://barber-monzo.com/wp-content/uploads/2018/09/526AA7AA-6245-49CA-9B07-7AF028F45991-300x236.jpeg)
(ベーシックケミカルより)