こんにちは!
長野県上田市の美容室ヘアサロン、sii soo(シーソー)の店長、
京(ケイ)です!✨
まずは、このブログページを開いてもらえたこと、
とても嬉しいです!本当にありがとうございます!!( ^∀^)
このブログでは、sii sooがどんな雰囲気のサロンか知ってもらう以外に、
- 美容師しか知らない髪の裏ワザやコツ、美容業界のマル秘情報、
- お客様からのよくある質問や疑問、美容室でのトラブルにお答え、
- 時々ヘアスタイルもアップ☆
…と、読んでくれた方にちょこっとでもプラスになる様な情報を発信できるブログを目指していこうと思っています!
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パーマのかかりにくい(取れやすい) 髪質って?
パーマをかけない方の多くの理由が
【パーマがかからない、取れやすい髪質】だから。
パーマがかかりにくい、全然かからない、
もしくは
かかっても取れやすい、
いざ かかるとチリチリになってしまう、
『私の髪質ってパーマに向いていないの?』
確かにパーマが簡単にはかけられない髪質は存在します。
では、
具体的にはどのような髪質の方がパーマをかけるのが難しいのか、
現場の美容師目線で書き出さします。
なぜこんな事を書くかというと、
無理やりパーマをかけようとし過ぎて、
かなりハイダメージの状態や自分でセットできない状態になっている方が多いからです。
カラーよりもパーマでのトラブルケースが多いようですね。
(実際、日本人女性の半数以上がヘアカラーをしているのに対し、パーマはかなり少数です)
なぜ自分の髪の毛がパーマに対応しにくいのか、
事前に知っておくのもダメージトラブルを避ける1つの手段かと思います。
では、どのような髪質の方にパーマがかかりにくいのか、
代表的な以下の4種類の髪質の方です。
①太くてハリがあり、痛んでいない髪質
②細くてツルツルした柔らかい髪質
③極端にダメージした(キラキラしている)状態、切れ毛や枝毛
④普段からシリコンなど配合された商品を多用している状態(皮膜毛)
まず、
①太くてハリがあり、痛んでいない髪質
この髪質は【髪の毛が健康な状態】で毛髪表面のキューティクルが厚くしっかりしています。
髪の毛自体は本来、
外部からの刺激や害のあるものから人体を守る為に存在しているので、
パーマの薬剤も弾きやすくなります。
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ですので、
毛髪が太くてしっかりした健康な状態だとパーマの薬剤が浸透しにくく、
浸透が浅い状態だとパーマも取れやすくなります。
(髪が元の形に戻ろうとするイメージです。)
浸透した薬剤が毛髪内部の結合を変形させるのがパーマです。
(ベーシックケミカルより)
ですので、
薬剤が結合部分まで届いていない、
もしくは 結合部分を変形させられずに元に戻ってしまう。
これが①残り髪質の方に多い理由です。
ちなみに、
パーマが取れたらかけ直す際に
【2回目以降の方がかかりが良い】
とありますが、
単純にパーマの回数が増えて毛髪がダメージして、
その分 パーマの薬剤が浸透しやすくなっただけです。
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では、次に
②細くてツルツルした柔らかい髪質。
コチラはさっきの①と真逆で、
髪の毛は細くて柔らかくキューティクルも薄い方が多い傾向にあります。
一見すると弱々しくパーマが簡単にかかりそうに感じますが、
かかったように見えてすぐにパーマが取れてしまう方が多いです。
この髪質の方に多いのが
【微シス毛】
と呼ばれる毛髪内部の結合部分が少ない毛質です。
(微量しかシスチン結合がない毛の略語)
①の時に触れた結合についてですが、
毛髪内部は太巻きのようになっており
・のり (キューティクル)
・米 (コルテックス)
・具 (メデュラ)
この米の部分に存在する結合に働きかけてパーマがかかります。
しかし、
②の髪質の方は毛髪自体が細くて 元々結合部分が少ない為、
パーマの薬剤は浸透しやすくてもかかりにくいということです。
この場合は薬剤の工夫や、
デジタルパーマ、エアウェーブなどで一手間加えながら対応していきます。
次に
③のハイダメージ状態、切れ毛や枝毛のあるような状態。
これはなんとなく皆さんも想像がつきますよね?
髪の毛は死滅細胞、
(爪と同じく再生しない)
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傷みすぎて毛髪内部の結合部分がなくなりすぎると、そもそもかかりません。
もしくは、
かかったとしてもゴワゴワ チリチリ、
酷い場合は断毛(プチプチ切れる)することがあります。
髪の毛にはダメージに耐えられる限界があります。
そこを超えたパーマはそもそも良い仕上がりにはならないのです。
最後に④、
シリコンやポリマーを含むコーティング系のシャンプーやコンディショナーを日頃から多用していると、
毛髪が被膜した状態になります。
(素肌にファンデーションを塗った状態)
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これが続くとすすいでも被膜が取れにくくなり、
薬剤が浸透しにくくなります。
(ファンデーションの上から化粧水が入らないイメージ)
美容師が触ると被膜しているかは分かるのですが、
一般の方が被膜しているかどうかは判断しにくいと思います。
※何も付けずに片方の手で髪を何度かとかして、
もう片方の手よりも指や手のひらがスベスベしたら被膜しています。
ロウソクを触った後のような感触です。
被膜していると髪質に関係なく、
カラーやパーマ、トリートメントなどのあらゆる薬剤の効果がかなり減力されてしまいます。
この場合は、蓄積した表面の皮膜を除去する必要があります。
いずれにしても、
かかりにくい髪質の方は【かからない原因】を探ることが一番大切です。
かからない、すぐ取れるからといって無理やり何度もパーマをかけるのはかなり危険です!
まずは、担当の理美容師さんに毛髪をしっかり診断してもらいましょう!