こんにちは!
長野県上田市の美容室ヘアサロン、sii soo(シーソー)の店長、
京(ケイ)です!✨
まずは、このブログページを開いてもらえたこと、
とても嬉しいです!本当にありがとうございます!!( ^∀^)
このブログでは、sii sooがどんな雰囲気のサロンか知ってもらう以外に、
- 美容師しか知らない髪の裏ワザやコツ、美容業界のマル秘情報、
- お客様からのよくある質問や疑問、美容室でのトラブルにお答え、
- 時々ヘアスタイルもアップ☆
…と、読んでくれた方にちょこっとでもプラスになる様な情報を発信できるブログを目指していこうと思っています!
『美容室のトリートメントはどのくらい持つの?』
今日はトリートメントの持ち(持続性)について。
皆さんが気になる毛先のダメージ、
その手触りをカバーしてくれるトリートメント。
美容室でトリートメントすると自宅でするよりもサラサラしっとりしますよね。
しかし、
以前の記事にも書いたように
トリートメントは髪の毛が再生、修復、回復しているわけではなく、
メイクで言うところのファンデーションのように荒れた箇所をカバーしているような存在です。
そして、
表面を覆っている皮膜や擬似的に内部に入れ込んだ成分が減っていくと、
だんだんと手触りが低下していきます。
この手触りが低下していく期間には個人差があり、
普段のお手入れや生活習慣、環境によってバラバラです。
サロントリートメントの持続効果は大体1週間〜1ヶ月と言われています。
早い人だと3〜4日で手触りが低下してしまいます。
では、何が原因で手触りが低下していくのか?
代表的なものをいくつかあげていきます。
・シャンプー
特に市販のシャンプー剤に含まれる石油由来の界面活性剤は汚れをしっかり洗浄してくれる反面、
トリートメントの効果を落とすのも早いです。
・アイロン、コテの熱
タンパク質を焼いて変性させるため高温で連続使用する程、より早く手触りが硬くなりゴワついてきます。
・紫外線
紫外線はヘアカラーやパーマをした髪には特に影響を及ぼし色素の分解など起こす原因です。
特に海やプールなど濡れた状態で浴びるとより手触りが低下します。
・海水やプールの塩素
健康な毛髪は中性〜弱酸性ですが、海水やプールの塩素などに浸かるとアルカリ性に変化します。
キューティクルが開き(膨潤)、毛髪内部の成分が流出して手触りが低下したりカラーの色落ちが起こります。
・カラーやパーマなどの薬剤
基本的にはアルカリ性の薬剤が多く、
繰り返すほどに毛髪のダメージが増していきます。
トリートメントをして一時的に手触りが向上しても、
薬剤施術で大幅に負担が掛かると手触りの低下も早まります。
・摩擦
何気なく髪の毛を触る、クシで梳かす、ブラシで引っ張る、寝ている時の布団や枕との擦れ、シャンプー時の絡まり…etc
そんな少しの摩擦でも積み重ねていくとキューティクルが逆剥ける大きなダメージの要因となります。
と、このように日常的に生活しているだけで髪の毛は傷んでしまう原因が多く存在しているのです。
細かいことをいえば、
水道水の塩素や水質(硬水)なんかでも手触りは変わります。
トリートメントをした手触りを低下させない為には、
これの外部的要因をなるべく避けることがコツです。
もし思い当たるものがあれば、是非意識してみてください。
そして、
以前の記事にも書きましたが、
毛髪はすでに死んでいる細胞(死滅細胞)
どれだけトリートメントをしても治る訳ではありません!
なので、元々の毛髪が傷みすぎている方は特に手触りの低下が早い傾向にあります。
では、何の為にトリートメントをするのか?
それは、
手触りだけではなく、
カラーやパーマといった薬剤施術をした髪の毛を、
次回の美容室に来店する時により良いコンディションを保つ為に今よりなるべく悪化させない為です。
お客様と美容師でトリートメントの意味の認識が違ってきていると最近感じます。
ただ表面をツルツルにコーティングするだけでは手触りは一時的に改善されても、
そのコーティングが剥がれてしまえば結局なんの解決にもなりません。
治す、ではなく、
今より悪くしない、
という認識でトリートメントをしてあげてください。
そして、トリートメントをした後でもなるべく傷ませないように日々を過ごしてみてください。
少しの積み重ねで大きな変化が出ると思います。