Q & A Blog ヘアカラー

“○○○カラー”の意味と違い、分かりますか?

こんにちは

 

長野県上田市の美容室ヘアサロン、sii soo(シーソー)の店長、

京(ケイ)です!✨

 

まずは、このブログページを開いてもらえたこと、

とても嬉しいです!本当にありがとうございます!!( ^∀^)

 

 

このブログでは、sii sooがどんな雰囲気のサロンか知ってもらう以外に、

 

  • 美容師しか知らない髪の裏ワザやコツ、美容業界のマル秘情報、
  • お客様からのよくある質問や疑問、美容室でのトラブルにお答え、
  • 時々ヘアスタイルもアップ☆

…と、読んでくれた方にちょこっとでもプラスになる様な情報を発信できるブログを目指していこうと思っています!

 

髪の悩み、Q&Aのまとめはコチラ

 

 

関連記事はコチラ

【なぜ!?】雑誌やネットのヘアスタイルみたいにならない!!

【何が違う?】デジタルパーマ、エアウェーブ、縮毛矯正、ストレートパーマ ・・・

 


ややこしい“○○○カラーの意味と違い

 

昨今ネットやテレビ、雑誌などで取り上げられる

流行りの〜』

『インスタで話題の#○○○カラー』

など、

ちょくちょく聞いたことのないネーミングのヘアカラーを耳にする事があるかと思います。

 

お客様からも

○○○カラーにしたい!』

とオーダーを受けますが、

 

『そもそも○○○カラーってどんな色なんですか?』

と質問を受けることもあります。

 

私は美容師なので、

この手の新しいネーミングのカラーが出ると

(難しい名前をつけたなぁ

と思うだけですが、

理美容師以外の方からすると、

【今までにない新色のヘアカラー】

 

と思われる様です。

 

ですが、実際は

個々の美容師、もしくはメーカーが命名しただけで、

既存のカラーの組み合わせだったり、

名称を変えて改めて打ち出したり、

お客様の想像する外見と中身が違って

『思ってたのと違う!』

なんてこともちょくちょく耳にします。

 


そこで今回は

“○○○カラー

の違いがそもそもなんなのか。

 

簡単に言うと、

【語尾にカラーがついてるけど表現はバラバラ】

です。

 

では、

その意味を3グループに分けて出来るだけ簡単に書いていきます。

 

まず、大まかに分けると、

 

①色味、明るさ

 

②やり方(手順)

 

③薬剤名(メーカー名、商品名)

 

この3つのいずれかが○○○カラーに該当します。

 


①色味、明るさ

 

 

*代表的な名称のアッシュ、ベージュ、ピンク、ブラウン、グレー、ペールetc…

*何かしらに例えた色味のココア、チェリー、アプリコット、ベリー、ラベンダー、アクア、サファイア、ルビー、エメラルドetc…

*造語(日本語英語)のグレージュ、ラベージュ、ブルージュなどの何かをくっつけた略語etc…

 

これらはすべて何かの色を表しています。

(中にはグレーカラー=白髪染めの様な例外もあります。)

絵具で言えば、パレットに出す色味の事です。

 

その色味をどんな名前で呼ぶかは個人(理美容師、もしくはお客様)の自由なので、

例えばAさんが【赤】と言っても、

Bさんが【オレンジ】と感じれば変わってしまう様な、

そんな曖昧な所はありますが、

要は

何かの色という意味です。

(ベーシックケミカル引用)


次に

②やり方(手順)

これは

ハイライトカラー(もしくはローライトカラー)、メッシュ、インナーカラー、グラデーションカラー、バレイヤージュカラーetc…

などが代表的な名称です。

①と違い、

何色か、ではなく、

どんな染め方をするか、です。

 

部分的に明るく(もしくは暗く)したり、

毛先や襟足などの内側だけ色味を変えたり、

均一ではなくデザイン的なメリハリを出す施術をすることが目的です。

なので、

さっきの例えで言うと、

何色を使ってどんな書き方をするか

と言う感じです。


 

そして最後に、

③薬剤名(メーカー名、商品名)

 

これは、

最近だとSNSで一気に知名度が高まった[イルミナカラー]が代表的です。

次いで、

外国人風カラーを希望する方向けに登場し出した[アディクシー][アプリエ][スロウ]etc…

これも、

先程の絵具の例えで言うと、

【どこのメーカーの何という商品名の絵具を使っているか】

と言った感じです。

①②③を繋げていうと、

どこのメーカーの出している絵具で(③)、

何色を使って(①)どんな書き方をするか(②)。

ヘアカラーで言うと、

どこのメーカーの薬剤で(③)、

どんな染め方で(②)何色に仕上げるか(①)、

という感じです。

なので、

『イルミナカラーで!』

『ハイライトカラーで!』

だけのオーダーだと、

それが【仕上がりの条件】になってしまい、

逆にカラーの選択肢を狭めかねないのです。

(※求めている仕上がりに対して薬剤も向き不向きがあるからです。)

どんな雰囲気を求めているのかが理美容師とお客様の間でうまく伝わりきらない事があります。

 

カラーの命名の自由度が、

お客様へのイメージ付けをさせて少し混乱してしまっているのかなと日々感じています。

 

私としては、

『こんな感じの雰囲気が気になっている』

とだけ伝えてもらえれば、

あとはそこから

何が必要で、

どんな事をしていくか、

日にちが経ったらどういう風に退色していくか、

NGな事はないか(職場での明るさ制限など)、

色々お伝えしやすいので、

非常にスムーズかと思います!

 

皆さんもあまりワードに捉われず、

気になった事は遠慮なく担当の理美容師にご相談してみてください!

 

きっと、それぞれの髪質や雰囲気、ライフスタイルに合わせた素敵なヘアカラーに仕上げてくれると思いますよ!!