Q & A Blog ヘアカラー

#地毛風○○○  #ブリーチ無し に要注意!!

こんにちは

長野県上田市の美容室ヘアサロン、sii soo(シーソー)の店長、

京(ケイ)です!✨

 

まずは、このブログページを開いてもらえたこと、

とても嬉しいです!本当にありがとうございます!!( ^∀^)

 

 

このブログでは、sii sooがどんな雰囲気のサロンか知ってもらう以外に、

 

  • 美容師しか知らない髪の裏ワザやコツ、美容業界のマル秘情報、
  • お客様からのよくある質問や疑問、美容室でのトラブルにお答え、
  • 時々ヘアスタイルもアップ☆

…と、読んでくれた方にちょこっとでもプラスになる様な情報を発信できるブログを目指していこうと思っています!

 

髪の悩み、Q&Aのまとめはコチラ

 

 

関連記事はコチラ

【なぜ!?】雑誌やネットのヘアスタイルみたいにならない!!

【何が違う?】デジタルパーマ、エアウェーブ、縮毛矯正、ストレートパーマ ・・・

 


 

#地毛風○○○  #ブリーチ無し に要注意!!

 

今回の内容は該当する全てではなく、あくまで普段の営業の中で起こりうるケースの紹介です。

 

最近ではカウンセリング時にほとんどのお客様がヘアスタイルの写真をインターネットやSNSに掲載されている中から提示されます。

その際にご注意いただきたいのがタイトルにもある

#地毛風○○○

#ブリーチ無し】

などの独特のハッシュタグ(カテゴリー付け)です。

これらは一部の例です。

この様なタグのついている写真のヘアスタイルは一見すると派手すぎず、

でも普通とはどこか少し違う、

とてもオシャレでなんとなく目を惹かれる雰囲気が多いです。

(いわゆる映え写真など)

この、なんとなく、少し違う、

というのが今回の話のポイントになるのですが、

 

例えば『地毛風』と言われて、

あなたならどう意味に捉えるでしょうか?

検索すると『地毛風カラー』や『地毛風ストレート』、

『ブリーチ無しカラー』など、

色々なメニューが検索結果に挙がってきます。

パッと見ると、

 

【え?本当に地毛くらいでこんな色なの?】

【この明るさなら校則(職場)も大丈夫かも!】

【まるでストレートしてないように自然!】

【ダメージしてないようにナチュラル!】

【ブリーチは痛むから嫌だけど、ブリーチ無しでこんな外国人みたいになるんだ!】

といった印象を受けると思います。

 

まるで、

【やっていないのにこの仕上がり】風の写真が見つかるのではないでしょうか。

 

ここで写真のぱっと見だけでヘアスタイルを決めて、

そのイメージで施術を受けてしまうと後々にトラブルが起きることが多いため、

今回の話を書きました。

 

お客様から

『この地毛風○○○で!』

『ブリーチ無しでこのカラーに!』

とオーダーされて、

「これは日にちが経つと明るく色落ちしてきますよ」

「やっていない様でやっているので、ダメージは起きますよ」

とお伝えすると、

『え?これってそんなに明るくなっちゃうんですか?』

『地毛の明るさくらいの明るさのままでこの色ってならないんですか?』

なかには、

『これって染めてるんですか?』

 

とお客様自身が【地毛風○○○】の

【地毛風】の意味を誤解されていることが多々あります。

 

【ブリーチ無し】も場合によっては事前にブリーチしてあるモデルさんや、

それに近いくらい明るい状態のモデルさんを採用しているにも関わらず、

【ブリーチしていません】風に掲載していることがあるので、

お客様の混乱を招いています。

 

過去の記事には何度か記述しましたが、

近年の理美容業界のヘアスタイルや髪色、パーマ、スタイリング、セット方法などをネーミングしているのは

【個人個人の理美容師】です。

なんて名前を付けようが自由なんです。

ピンク色のヘアスタイルにオレンジ色と付けようがルール違反でも何でも無いのです。

法律や条例で決められた明確なルールがあるわけではありません。

 

つまり、

(例)

Aさんから見ると明るくても、

Bさんが見て地毛の様に暗く感じれば、

Bさんの中では【地毛風】なのです。

それをAさんが『へぇー、こんな明るい地毛風カラーもあるんだ』と影響を受けてしまう。

それがネットで拡散されて、

見た人達が自分の目で見た明るいか暗いかよりも

【地毛風】とネーミングされていることを優先して記憶に取り込んでいる状態です。

 

よくよく考えれば、

“○○○ということは、それそのものでは無いってことですからね。

結局【似せている】という意味に近くなります。

 

【ブリーチ無し】などは、

理美容師が見たら『これは脱色が必要なヘアカラーだな』と判断出来ますが、

お客様には分かりにくいことが多いです。

そこを逆手にとって、

【(元々明るくなってるからブリーチする必要が無いから)ブリーチ無しで】

【(今日は)ブリーチ無しで染めてます※以前は脱色歴あり】

の様に、( )の部分はお客様から聞かれてないからあえて記載しない、

という写真も多々あると思います。

誤解がない様に繰り返しですが、全体全てに当てはまるのではないことと、

あくまで個人の見解です。

ですので、

お客様自身が

“○○○の意味や【本当に正真正銘ブリーチ履歴が無いということか】

を誤解せずしっかり認識してもらえると、

サロンでヘアスタイルを決める時に美容師側とお客様側でのズレが無くなり、

よりお互いのイメージに近い仕上がりになる確率が上がるはずです!

 

自分自身も美容師なので常々感じていますが、

言葉の表現が曖昧かつ自由な業界なので、

情報を発信している理美容師と受け取る側のお客様とでズレが多いのが日常茶飯事です。

(この記事自体も伝えたいことがズレて伝わってしまっていたら申し訳ありません💦

 

サロンでのトラブルを防ぐために、

また、

ステキなヘアスタイルの理想を叶える為にも、

今一度、注意深く冷静に情報を捉えて見てください。

では、また。