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美容室での『少し〇〇〇〜』『ちょっと△△△〜』の個人差トラブル

こんにちは!

 

長野県上田市の美容室ヘアサロン、sii soo(シーソー)の店長、

京(ケイ)です!✨

 

まずは、このブログページを開いてもらえたこと、

とても嬉しいです!本当にありがとうございます!!( ^∀^)

 

 

このブログでは、sii sooがどんな雰囲気のサロンか知ってもらう以外に、

 

  • 美容師しか知らない髪の裏ワザやコツ、美容業界のマル秘情報、
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美容室での『少し〇〇〇〜』『ちょっと△△△〜』の個人差トラブル
 
 
 
今回は理美容師とお客様との感覚のズレのお話。
 
 
 
 
 
なんとなく、ハッキリはしない、
でも一人一人の頭の中にあるぼんやりとした【イメージ】
 
 
普段は《どのくらい》かなんて、わざわざ言葉や数字に表さない【イメージ】
 
 
そんな曖昧な表現からくる個人差、
理美容師とお客様とのギャップが生むトラブルのお話。
 
 
 
 
 
例えばですが、
 
 
皆さんは『少し遠く』と言われて、
どのくらいの《遠く》を想像しますか?
 
 
10メートル?
 
100メートル?
 
それとも、1 キロメートル?
 
 
もしくは、
距離ではなく、
 
徒歩で何分、
自転車で何分、
車で何分、
 
など移動時間で想像しましたか?
 
 
 
おそらく、
 
少し遠く』と言われて想像する『少し』は人によって多少の差があるのではと思います。
 
 
この少しの基準の差は生活環境や仕事環境、それまでの経験など、
色々な物差しを基準に計られるのではないでしょうか?
 
 
 
 
 
 
話は理美容室に戻りますが、
 
 
髪を切ったり染めたりする前に大体の場合がカウンセリング、
 
今日はどうしましょうか?
 
という話し合いがあると思います。
 
 
 
この時に、
 
『ちょっと短めに』
 
『少し軽くしてほしい』
 
『いつもよりやや長めで』
 
 
といったワードが良く出ます。
 
 
皆さんも一度は経験があるのではと思いますが、
 
 
仕上がりが自分の思ったよりも短かったり、逆に長かったり、
 
 
量が重かったり、逆にスカスカに軽かったり、
 
 
もしくはおまかせにしたけどイメージと全然違う、
 
 
なんてことがあると思います。
 
 
 
これって、
 
きっと『少し』『ちょっと』という基準が
切る人】と【切られる人】でズレているからだと思います。
 
 
 
 
 
 
『今日はどのくらいの長さが良いですか?』
 
とお客様に聞くと、
 
 
 
『この髪型だと何センチくらい切りますか?』
 
と逆に聞かれることがあります。
 
 
※実際の長さと、それを自分の髪の毛に当てはめてみると、
 
けっこう違って見えるんですよね。
 
 
 
僕らは職業柄、
 
1センチくらい、5センチくらい、と言われるとほぼ正確にそのくらいでカットします。
 
(そういう練習をすることが多いので)
 
 
しかし、
 
大体の場合が【お客様の思う1センチくらい、5センチくらい】とズレていたりします。
 
 
 
おそらく、
 
日常で定規なしに長さを測ることが少ないので自分の想像するものと実物でギャップがあったりします。
 
 
 
 
この場合、
 
5センチを正確に切るのか
〔実寸〕
 
 
お客様の想像する5センチくらいを切るのか
〔感覚〕
 
 
どちらの方向でいくかで仕上がりの長さがかなり変わってきます。
 
 
このイメージの共有ができていないと、
 
思ったよりも〇〇〇!!
 
なんてことが起きるのだと思います。
 
 
 
他のケースだと、
 
ヘアカラー。
 
 
『今日はどんな色味にしましょうか?』
 
の質問に
 
 
『少し落ち着いた明るさに』
 
『ちょっとだけ明るくしたい』
 
『かなり暗くしたい』
 
『外国人の様に透けて柔らかな感じに』
 
 
 
 
といった〔なんとなくイメージ〕のパターン、
 
 
もしくは、
 
 
『2トーン暗くして』
 
『6レベルまで明るくして』
 
『アッシュ系でくすませて』
 
『ピンク系で落ち着かせて』
 
 
といった〔少し具体的なイメージ〕のパターンなど。
 
 
こういった場面でよく登場するのが、
皆さんも一度は見たことがあるのでは。
 
 
【カラーチャート】
 
 
(各メーカー様参照)
 
 
いわゆる色の見本。
 
様々な色味が様々な明るさで図鑑のようにズラーッと並んでいますね。
 
 
色味と明るさ【トーンとレベル】が数値化されているので、
 
美容師が薬を選定する目安にはなりますが、
 
 
 
正直、コレを見て参考になる(イメージが湧く)お客様はあまりいないのでは?
 
 
(僕は目がおかしくなりそうで苦手です)
 
 
 
 
 
 
この表を見てもらえば分かると思いますが、
 
6レベル7レベルの明るさの違いって、
厳密に見分けられる人の方が少ないと思います
 
 
 
自分の希望した明るさが、
ピッタリこのカラーチャート通りの明るさだった、
 
 
ということは珍しいのでは。
 
(大体の方が暗く感じる傾向にあります)
 
 
さらに、メーカーによって数字の表現に若干の差があります。
 
 
さらに、
そこから赤や青や緑などの色の濃さが加わってくるとなると、
 
 
もはや、限り無いです。
 
 
 
 
これだけ細分化されたカラーチャートを頭に入れた美容師〕の【少し、ちょっと】と、
 
 
〔ここまで細かく分けられると違いがよくわからないお客様〕の【少し、ちょっと】は、
 
 
結構なズレが出ると思います。
 
 
 
このズレが、仕上がりの差の原因のひとつになってくると思います。
 
 
 
 
 
同じことで言えば、
 
 
パーマをかける時でも、
 
クルクル感、フンワリ感、ボリューム感なども、
 
人によって感じる強め弱めが違うでしょうし、
 
 
 
ヘアスタイルの雰囲気を
 
ナチュラルなのかキュートなのか、
カジュアルなのかフォーマルなのか、など
 
どう感じるかも人それぞれだと思います。
 
 
 
あげればキリがないですが、
 
自分の思うイメージと相手の思うイメージが必ずしも一緒とは限りません。
 
 
言われなくてもお客様のソコを汲み取るのがプロでもありますが、
やはり理美容師も人なので多少の好みやクセが出てしまいます。
 
 
 
 
〔仕上がりがいつもイメージ通りにならない〕
 
と感じている方は、
 
もしかしたら
 
理美容師との【ちょっと、少し】などのニュアンスの差が大きいのかもしれません。
 
 
 
カウンセリング時に相手とのズレを感じる時は、
しっかりイメージの共有とすり合わせを行うのが大切です。
 
 
大事なことはしっかり伝え合って、
理想のヘアスタイルを叶えましょう(⌒▽⌒)