Q & A Blog ヘアカラー

白髪染(グレイカラー)とファッションカラー(オシャレ染め)の違いは??👀

こんにちは!

 

長野県上田市の美容室ヘアサロン、sii soo(シーソー)の店長、

京(ケイ)です!✨

 

まずは、このブログページを開いてもらえたこと、

とても嬉しいです!本当にありがとうございます!!( ^∀^)

 

 

このブログでは、sii sooがどんな雰囲気のサロンか知ってもらう以外に、

 

  • 美容師しか知らない髪の裏ワザやコツ、美容業界のマル秘情報、
  • お客様からのよくある質問や疑問、美容室でのトラブルにお答え、
  • 時々ヘアスタイルもアップ☆

 

…と、読んでくれた方にちょこっとでもプラスになる様な情報を発信できるブログを目指していこうと思っています!

 


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髪の悩み、Q &Aに関してまとめました✨

 

知らない内にブリーチ(脱色)されている?!

 

最近話題の『外国人風』カラーって?✨【メリット、デメリット】

 


 

さて、

今日は自分で髪を染めている方に起きやすいトラブルについて。

 

 

【白髪染(グレイカラー)とおしゃれ染め(ファッションカラー)の違いは??】

 

です👀

 

 

 

近頃ではヘアサロンで染めるよりも自分で染めるセルフカラーの方が多いという統計が出ていますが、

 

その中でも特に多いのが白髪染めを自分で使用している方です。

 

そういう方に良くあるのが、

 

白髪染めグレイカラー)とオシャレ染めファッションカラー

 

両者の違いをよく知らないまま使用している、ということです

 

 

 

どうでしょう、

どちらも髪色を染める薬ですが、その違いってハッキリわかりますか

 

そんなこと、意外と気にしていなかったりしていませんか?

 

 

実は両者の違いを知らずに起きるトラブルが結構多いんです!!

 

 

そこで、

今回はなるべく簡単に2つのヘアカラー剤の違いと特徴

そしてそれぞれのメリットとデメリットを書いていきます!!

 

 

関連記事はコチラ↓

①【何が悪いのか⁉】美容室のヘアカラーと自分で染めるセルフカラー【違い】

②【何が悪いのか⁉】美容室のヘアカラーと自分で染めるセルフカラー【違い】

最近話題の【外国人風】カラーって?メリットとデメリット


 

【2つのカラー剤の特徴と違い

 

 

まず、白髪染めグレイカラー)の特徴から。

 

  • 白髪がしっかり染まりながら(染色)、黒い毛髪もある程度なら明るくできる(脱色)。

 

  • 色と明るさの種類が限られているので、カラーの選択肢が少ない。

 

  • 一度でも白髪染めを使用した部分は、次回以降のカラーで明るくなりにくい。(不可能ではない)

 

 

簡単に言うと、

 

『白髪を染めるために濃い色でカラーするので、仕上がりの色味や明るさは暗くなりやすい』

です。

 

 

そして、

次はファッションカラーオシャレ染め)の特徴です。

 

 

  • 色と明るさを自由に組み合わせて多種多彩なカラーを表現できる。

 

  • 薬剤のバリエーションが多いのでデザインカラーやダメージ対策など、いろいろな工夫がしやすい。

 

  • 淡い色調(ハイトーン)ほどブリーチ力が高いため、ダメージが大きく退色も早い。

 

  • 白髪はほぼ染まらない。ぼかす程度なら可能。

 

 

こちらも簡単に言うと、

 

『様々な明るさや色味を出すためのカラー剤なのでバリエーションは多いが、白髪が染まるほど濃くはない』

 

 

と、ザックリですが以上が2つの大まかな違いです💡

 

 

 

どちらも共通していることは、

 

地毛より髪色を明るくできる(脱色、もしくはブリーチ)

色の素である染料を毛髪内部に染み込ませる(染色)

 

 

でもこれだと、

『どちらも地毛を明るくできるし、そんなに違いはないのでは?』

と思うかもしれません。

 

実際、本人が気づかないうちに白髪染めを使われている人がいるくらいですから💧

 

確かに、暗めに染めているうちは、どちらも大きい差は感じないかもしれません。

 

しかし、これが明るめのカラーになると話は変わります。

 

ほとんどの白髪染めをした人が、明るくしたくても中々明るくならないのです⚡️

 

 

そもそも、白髪染めは白髪を染めることがメインの薬なので、

 

ファッションカラーに比べると茶色い染料が多く配合されています。

 

そのおかげで白髪がしっかり染まり、時間が経っても簡単には退色しません。

 

しかし、この『たくさんの茶色い染料で白髪がしっかり染まっている』ということは、

 

裏返すと、

 

次回明るくしたいとか、他の色味にしたい、

というときに茶色の染料がジャマになって中々色も明るさも変わらないのです。

(ブリーチ剤を使えば可能ですが、ハイダメージでムラも出やすくハイリスクです。あまりオススメません。)

 

 

白髪を暗く染める分にはメリットだった色素が、

明るくしたくなった時にはデメリットになるわけです💦

 

 


 

最初に書いたサロンに来店して起きるカラーのトラブルに多いのが、

『白髪染めをしている髪を明るくしたい』です(´-`).。oO

 

簡単には色落ちしないように染めてある髪色を、

今度は無理やり色を落とすわけですから。

ハッキリ言って、中々な荒療治です💦

 

 

昔に比べると色と明るさのバリエーションはかなり増えましたが、

やはり白髪染めは白髪をしっかり染めることに特化した薬なのです。

 

白髪を染めながら鮮やかな明るめカラーにできる薬が存在しないのは、

 

白髪を染める(暗くする)& 黒髪を明るくする

 

という矛盾が生じるためです。

 

 

サロンによっては

『白髪染めとオシャレ染めを混ぜて、白髪も染めつつ明るさも出す』

というやり方もあるようですが、

 

お互いが真逆の薬を混ぜることもあるので僕はあまり推奨しません。

 

 

オシャレ染めファッションカラー)は白髪染めとは真逆です。

 

白髪染めが白を塗りつぶすイメージなら、

オシャレ染めは黒をかき消すイメージです。

 

日本人特有の黒髪をいかに鮮やかな髪色に変化させるか。

 

そのため、白髪染めに多く配合されている茶色の染料よりも、

赤や青や緑、ピンクや紫といった色味を強調したものが多いです。

 

なので、白髪にオシャレ染めを塗っても白髪はほとんど染まりません😓

 

鮮やかな色味と柔らかい明るさを出すためのカラー剤なので、

白髪を染めるために作られているわけではないからです。

 

良い見方をすれば、茶色が少ないので濁りがなくクリアーな色味が出しやすいですが、

 

裏返すと、

 

色が薄い分、深みがなく退色が比較的早いです。

 

 

要は、

どちらの薬も捉え方でメリットとデメリットが表裏するイメージです!!

 

(ベーシックケミカル参照)

 


 

【白髪染めデビューは慎重に!!】

 

 

2つの薬の違いと特徴を簡単に書きましたが、

それぞれのカラーに合う合わないはこんな感じです。

 

白髪染めが合う人

 

・とにかく白髪を染めたい、カバーしたい人

・髪の色落ちが気になる人

今後、髪色を明るくしたり別の色に変えるつもりがない人

 

 

白髪染めが合わない人

 

・白髪を隠すよりも、明るい髪色の仕上がりを優先したい人

・髪の色や明るさで変化を楽しみたい人

 

 

【オシャレ染めが合う人】

 

・髪色や明るさに鮮やかさやデザイン性を求める人

・ヘアスタイルに遊びを持たせたい人

・白髪の本数が少ない、気にならない(全体の毛の本数の3割以下)

 

【オシャレ染めが合わない人】

 

・退色やハイダメージが気になる方

・白髪の本数が多い、カバーしたい方

 

 

…と、いくつか書き出してみましたが、注意して欲しいことは、

 

色調の薄いオシャレ染めはいくらでも塗りつぶすことは可能でも、

 

色調の濃い白髪染めだけは後から変化がつけにくいので、

初めて染める時に注意が必要です!

 

 

 

ちょっと未来の自分をイメージをしてもらって、

 

『今後 髪色や明るさを頻繁に変えることはない』

 

と自分で思えたら白髪染めを始めても問題ないと思います。

 

逆に

『もしかしたら、いつか飽きてしまって髪色や明るさを変えたくなるかも・・・』

 

と思った方はストップして検討したほうが無難です‼️

 

一番良くないのは、

 

白髪染めをしたりオシャレ染めをしたりと混合することです。

(ムラの原因になりますからね💧・・・)

 

 


 

と、ザックリですが、

以上が、2つのカラー剤の特徴や違い、注意点でした( ´∀`)

 

どうでしたか、なんとなく伝わったでしょうか?

 

もし今まで知らずに自分で染めていた方はぜひ参考にしてみてください‼️

 

サロンでカラーはお任せという方も、知っておけば今後の参考になると思います‼️

 

似ているようで似ていない2つの薬ですが、

 

自分にとって良いところとそうではないところがそれぞれ在ることを理解して、

上手く付き合っていくことが綺麗な髪色を保つ秘訣であり、

トラブル回避にもなります!!

 

 

それでも

 

やっぱりよくわからーん!!

 

という方は、

ぜひご相談ください(笑)

 

(この2つが代表的なだけで、髪色を変える薬剤は他にもいくつか種類があります)

 

ではでは、また👋( ´∀`)