こんにちは!
長野県上田市の美容室ヘアサロン、sii soo(シーソー)の店主、
京(ケイ)です!✨
まずは、このブログページを開いてもらえたこと、
とても嬉しいです!本当にありがとうございます!!( ^∀^)
このブログでは、sii sooがどんな雰囲気のサロンか知ってもらう以外に、
- 美容師しか知らない髪の裏ワザやコツ、美容業界のマル秘情報、
- お客様からのよくある質問や疑問、美容室でのトラブルにお答え、
- 時々ヘアスタイルもアップ☆
…と、読んでくれた方にちょこっとでもプラスになる様な情報を発信できるブログを目指していこうと思っています!
今日は毎朝の悩み(´-`).。oO
【寝グセの直し方】
皆さんは普段 寝グセが付いてしまったら、どうやって直していますか?
時間のない朝に寝グセが中々直らないと、本当に困りますよね💧
何をやっても直らなかったり…
逆に直ったように見えて時間が経つとまた寝グセが出てきたり…(´-`)
時には諦めてしまう日もあるのでは?😓
実は、
寝グセがつく原因も、
寝グセが直る理由も、
原因はとてもシンプルです!!
髪の毛の基本的なコトをちょっと知ってもらえば、
明日は少し楽になるかも。。。です!!( ´∀`)⭐️
【髪の毛のカタチ(寝グセ)が直りやすい時とは?】
まず髪の毛のカタチが変化する説明を簡単に😄
髪を結んでいて ほどいた時や、帽子を被った後って、
形が残りますよね?
でも、シャンプーをして濡らすとその後は残らないと思います。
それとは対照に、
パーマのウェーブや縮毛矯正のストレートをかけた髪の毛は、
しっかりかかっていればシャンプーをしても当然 形はそのままです。
(当たり前だろのツッコミはナシで!)
どちらも同じ髪の毛のカタチが変わっている現象でも、
どんな違いがあるのか?
(新美容出版社 ベーシックケミカルから引用)
髪の毛の中には4本の鎖みたいなものがあり、
それぞれ別々の持ち場があります💪
4本のうち1本は、
家でいう『大黒柱』のような存在で一番しっかりしていて、
この鎖が切れる時というのは、
『家が崩れる時』 = 『痛みすぎた髪がプチッと切れる時』
に相当します(ToT)
ですが、
この大黒柱は寝グセ程度では切れることはないので今回はあまり関係ありません!
残りの三本。(上の図)
大黒柱には劣るものの、
この三本が切れたりくっついたりする時に、
髪の毛のカタチは変わります!!
①シスチン結合
3つの中では一番丈夫。
パーマ液に配合されている成分で切り離したり、再びくっつけたりします。
パーマやカラーなど薬品によるダメージでどんどん無くなっていきます。
②イオン結合
3つの中で2番目に丈夫な鎖。
健康な髪の毛は弱酸性から中性を保っていますが、
アルカリ性になると切れて、酸性寄りに戻り始めると再びくっつき始めます。
こちらもパーマやカラーなどの薬品で影響を受けます。
③水素結合(今回のポイント!)
3つの中で一番弱い鎖です。
水に濡れただけで切れてしまいますが、乾燥させることで再びくっつき始めます。
パーマやカラーの薬品に含まれる水分だけでなく、空気中の湿気や汗にも影響されます。
こうしてみると、ヘアサロンで行うパーマや縮毛矯正は薬品の効果で①、②、③、全ての鎖をイジっていますよね💊
対して、
自宅で薬品を使ってスタイリングする方は まずいないはず。
おそらく、ドライヤーやアイロンやコテ、ブラシを使う。
水で濡らしたり、何かしらのトリートメントや整髪料をつけるくらいだと思います。
これだと、③の鎖しかイジれませんよね?
同じウェーブやストレートでも、洗うと取れるモノと洗っても残るモノの差は、
切っている鎖の数の差、です!
ですので、
寝グセをしっかりと治すには、
【まず水分でこの③の鎖を切ってあげる!!】
つまり、濡らすことが大切です( ´∀`)🌟
ちなみに、
ワックスやムースやジェルなどの整髪料や 洗い流さないトリートメントなどを髪につけるとカタチが多少変化するのは、
それ自体に含まれている水分で③の鎖が切れているからです。
よく市販に『寝グセ直しミスト』や『パーマ戻しムース』なんてありますが、
何か特殊な成分で髪のカタチが変わっている訳ではありません。
髪の毛のカタチ(寝グセ)を変えられるタイミングとは、
濡れた髪(切れた鎖)が乾いていく瞬間(鎖が繋がる時)です!
※余談ですが、濡れている髪の毛を引っ張ると、乾いている時よりも伸びます。
これは鎖が切れている状態だからですね。
髪がダメージしている人ほど鎖がもろくなっているため、ゴムのようにビヨーンと伸びます💧
【もう1つの寝グセ直しのベストタイミング⭐️】
皆さん、ドライヤーの冷風って何のためにあるかご存知でしたか?
夏は暑いから涼しく乾かす、って訳じゃないですよ(笑)
髪の毛のカタチを変え、さらに変えた後にそれをキープさせるコツ⭐️
それは【熱】です!!
正確には、
【熱くなった状態から冷めていくタイミング】
チョコレートや鉄などは常温では固まっていて、
熱くなるとドロドロに溶けますよね🔥
そして、柔らかくなった状態で型に流し込み、冷やすとそのカタチのままになりますね( ´∀`)
毛髪も一緒です。
ドライヤーやアイロンで熱を与え、
なるべくそのカタチを崩さないように冷ましてあげることで、
よりキープされるようになります!
逆に、
まだ髪が温かい状態で引っ張ったりクシでといたりするとカタチは崩れてキープされます。
大切なのは、
【温めた髪が冷める時にカタチがキマる⭐️】
です!
まとめると、
- 濡れた髪が乾く瞬間
- 温かい髪が冷める瞬間
これが基本になるのですが、
この両方を満たしている道具がドライヤーです。
乾かしながら熱も与える。
毛髪のカタチが変わる仕組みに一番合っているので、
どんな人であれ【ドライヤーは一番効果的】です!
とにかくドライヤーを使っていない、乾かさない方はまずドライヤーをかけることです!
そして、そのために【しっかりと濡らす】🚿
毛髪は表面のキューティクルで水分が弾かれやすく、
内側にある鎖まで中々 水分が染みていきません💧
できれば、シャワーのお湯で、
時間がなければ霧吹きなどのスプレー型のモノに水を。
根元から毛先までしっかりと濡らしてください!
濡らしが甘いと、ドライヤーをかけても寝グセが直りきりません!
ハネてしまった顔まわりを直したい、
潰れてしまったトップを起こしたい、
膨らんでしまったボリュームを納めたい、
どんなときも、
まずは【濡らしてドライヤー】です!!
逆に、これができないと全ての寝グセは直りきりません。
ヘアサロンでの仕上がりが綺麗なのも、
濡れた状態から乾かしてセットしているからです!!
こちらの記事も参考に☆
潰れてしまったところは温かい風で握るように起こし【冷めるまで手を添える】。
(もしくは冷風で冷ます)
膨らんでいる場所を潰したい時も、
同じように温かい風を当て 手のひらで【冷めるまで抑える】。
ドライヤーをただ乾かすものから、
温めて冷ましカタチをつけるもののイメージで使って見てください!💡
『スタイリング剤をつけるから別にドライヤーはいいや』という方。
つける前の状態が崩れていると、
つけて瞬間はスタイリング剤の水分で直って見えても、
時間が経って水分が抜けた時に、逆に寝グセの状態がキープされてしまいます!
スタイリング剤、アウトバストリートメントは寝グセを直すモノ、
ではなく、
つける前の状態を よりキレイに、より格好良く、
それを持続させるためのものです。
アイロンやコテでスタイリングする方も同様です。
事前にドライヤーの温度(60度以下)である程度整えた状態から始めたほうが、
いきなりアイロンやコテ(100〜180度)で直すより、
髪への負担も少なく内側に水分も残せるため、持ちが良いです!
アイロンやコテも、メインの道具というよりは動きをつけるスタイリングの補助的な存在として見てあげてください!
長くなりましたが、
最初に書いた
実はシンプルな理由。
まとめると【しっかり濡らして乾かす】
ただそれだけです(笑)
逆に、これが一番効率的なので、
今までこれをしていなかった方、
明日から面倒臭くてもぜひ実践してください!!
そして、
自分ではどうやってもうまくいかない方。
僕も文章では伝え切れないところが多いので、
そんな時はぜひ一度ご連絡ください!!( ´∀`)
なるべくわかりやすく、一人一人の生え方やクセを考えながらご説明させていただきます♪
・・・結局、基本的なことしか書いてないですが、
これで少しでも朝が楽になる人が増えるといいのですが💧・・・